思った以上に幸慶小説に拍手を頂けて嬉しくて小躍りしております
皆様有難うございます!本当に本当に嬉しいです!
拍手コメントRe日夏様
ご無沙汰しております~久しぶりにエロ?!と思いきや、夢オチだよ!漫画家や小説家がやってはいけない禁断の夢オチ…笑これから正夢にするつもりです!いつもより少し大人っぽくて雄な感じがする幸村を書ければいいなと思います。遊びに来て頂けて嬉しいです!
(一般的に)小説に挿し絵があると読みやすい
という話をを聞いてなるほどそうだな!コ○ルト文庫とかも挿絵あるもんね!と思い
今更ですが下手くそな落書き描いてみました
水をゴクゴク飲む慶次を「犯してぇ~」的な獣のような目で見る幸村&幸村の視線に軽くビビる慶次(笑)
我に返って慌てる幸村…
ではその後をサウンドノベル方式で
なんとかこの場を誤魔化さなければ!
咄嗟に俺は…
A とにかく話をそらす
B とにかく言い訳をする
A
「蕎麦でも食いに行きませぬか」
俺の提案に慶次殿はパッと表情を明るくした
美味い蕎麦屋を知っていると言って俺の手を引くと長家を出て歩き出した
「甲斐の蕎麦も美味いけど京の蕎麦も…」
慶次殿の蕎麦好きは上田に来たときの食いっぷりから承知していた
蕎麦粉やつゆについて饒舌に語る慶次殿の様子を見ると先ほどの事はすっかり忘れてしまったようだ
聞こえないようにホッと息を吐く
慶次殿の戸惑いと怯えの混じった表情を思い出しグっと眉根を寄せた
白い喉元を見ていてつい食らいつきたい衝動に我を忘れてしまっていた…
慶次殿は上機嫌で通りの店について話している
「もうすぐ蕎麦屋なんだけどさ、そこの先の甘味屋に…」
うんうん、と頷きながら聞き入ってるとふと視線を感じ顔を上げた
「慶次殿?」
「えっ…」
目が合ったとたん声を裏返して、目の前の店へ駆け寄る
「あ!ここ」
慌てた様子で先に暖簾を潜った慶次殿の横顔がほのかに赤く染まっていたような…
裏返った甲高い声が耳に残る
あの様な声がまことに出るのだな…そう思うと体の奥にくすぶる熱が勢いを増しそうで
ため息ばかりついた
続く…【燻ぶる想い】
B
「慶次殿を手篭めにしようなど思ってはござらぬ!」
大声で誤魔化すように叫ぶと慶次殿はギョとした表情で俺を見た
「幸村!お前そんな目で俺を見てたのか!?」
慶次殿の顔がみるみる赤くなっていく
…まずい
つい本音が出てしまった
なんとしても全否定しなければ!慶次殿に嫌われてしまうっ
「慶次殿を夜伽の相手になど!有り得ませぬ!」
「なっ…」
慶次殿は目を見開いて絶句したあと、握り込んだ拳を震わせた
何かまずい事を言ってしまったのだろうか
明らかに地雷を踏んだのが分かる程に空気が張り詰める
「そ…そうかい!どうせ俺はその程度の男だよ!」
「その様なことは申しておらぬ!俺はっ…だだ!慶次殿を、は…破廉恥な目で見ているわけではないとっ」
慌てふためいて反論するがなかなか思うことを
うまい言葉で言い表すことができない
そうしてる内に慶次殿は黙り込んで俯いた
経験したことのない重苦しい雰囲気に俺はすっかり混乱してまった
「…そうだよな」
慶次殿がフっと口元を歪め自嘲する
「幸村は上田城の城主。俺はただの風来坊…お前が俺なんか相手にするわけないよな」
「……」
「俺さ、今気づいたよ…お前に全く相手にされてないって知って…俺、お前のことが…」
「!」
ポロッとひとしずく落ちた涙を目で追う
「け…慶次殿」
触れようと伸ばした手をパシっと弾かれる
「触るな、幸村」
キッと睨らむと慶次殿が階段を駆け上がった
「お待ち下され!」
パン!と部屋の戸が閉まる音が響く
急いで後を追ったが堅く閉じた戸はビクリとも動かない
いっそ壊してしまおうかと思ったが
無理矢理押し入っては余計逆鱗に触れると思い、その場に座り込んだ
シンと静まる戸が慶次殿の拒絶を表しているようで…
「うっ…」
不覚にもジワリと涙が滲んできた
何故このようなことに…
とにかく俺がいると慶次殿が不快なのは確かだ…
ガックリと頭を垂れ暫し沈黙した後、力無く立ち上がった
「…慶次殿、申し訳ごさらぬ。もう甲斐へ帰ります故…」
今、このままここを立ち去れば
もう慶次殿にお会いすることは出来ぬであろう
何か胸にポッカリ穴が開いたような感じがする
「慶次殿…本当のところを申せば慶次殿と契りを結びたいのでござる」
もう終わったのだと思うとスルスルと言葉が出た
「慶次殿を傷付けるつもりはござらぬ…それだけはどうか」
そう呟いて一段、また一段と階段を下りた
半分程、下りたところで突然ガラッと戸が開き
振り返って見上げると慶次殿の声だけが聞こえた
「…お前、男としたことあるんだろうな」
その声は照れ隠しのような怒った言い方で、俺は驚いて首を横に振った
「恥ずかしながら…」
「俺、痛いのはヤダからな!佐助さんにでも教えてもらっとけよ!」
「慶次殿…」
再び閉まった戸の向こうにいる慶次殿の顔が
真っ赤になっているのを想像し、心臓が高鳴った
うう…!良かった!
嫌われずに…いや、慶次殿は俺を好いてくれてるのだ!
押し寄せる感激にハッと気づいた
『恋ってのはさ、胸が苦しくて切なくて、そんであったかい気持ちになるんだよ』
「恋か……これが恋か…」
慶次殿が語っていた恋というもを初めて知った
「慶次殿、また参ります。その時は必ずそなたを抱きます」
返事の代わりに枕か何かが戸に叩きつけられた音を聞き、軽やかな気持ちで階段を下りた
GOOD END【晴れ晴れとした気持ちで…】
ハチマキは密かに?サウンドノベルが大好きなんです!
小説の内容からAが正しい選択肢ってのはバレバレなんですが
Bってハッピーエンドだしこれもグッドエンディングではあるんですがスタッフロールが流れる正式なグッドエンディングでない!何故なら…
結局慶次との本番Hのシナリオではないから!←それエロゲーじゃない?サウンドノベルじゃないよね?すでに…笑
ギャルゲーだとしてもやっぱり「言い訳する」の選択肢は危険だよね←何が?
バッドエンドにしようと思ったけど幸村が不憫で止めましたヽ(´Д`;)ノ
こんなアナザーストーリー書いてる暇があったらちゃんとした続きを書けよ!ですよね
ごめんなさい~ヨヨヨ。2,3行の短いのにしようと思ったのに思いのほか長くなっちゃった。